これからPCゲームを始めたいという方向けに
様々なマウスの種類とメーカーの特徴や、
プレイスタイルに合わせたマウスの選び方などを紹介していきます。
また、実際にマウスを購入する際は、
一度家電量販店やBTOショップで直接マウスを触った方が良いです。
見た目より大きすぎたとか、ボタンが押しづらいなどの問題がよくあるので
直接触ってみたうえで購入してください。
・PCゲームを始めたいけどどんなマウスがいいのかわからない方
・どんなマウスがあるのか知りたい方
・ゲーミングマウスの利点を知りたい方
・あまり高いマウスを買いたくない方
入門者向けのおすすめマウスはこれ!
これからPCゲームをやろうと思っていて、どれにしたらいいか迷っている方におすすめなのがずばり、logicool G300sです!
入門者向け!logicool G300sr!

何よりおすすめする点は、コストパフォーマンスに非常に優れたマウスだからです。
初めてゲームを始めるといっても、マウスに1万円も出したくない。
是非そんな方におすすめできるマウスです。
2000円台で購入できる超安ゲーミングマウス!
G300srはAmazonで2000円台で購入できます。
そこらへんに売っているオフィス用のマウスと大して変わりません。
そのくせにマウスボタンは6個ついており、サイドボタンではなく
クリックボタンの横についているため、操作性もピカイチです。
反応速度が遅いため、FPSにはあまり向きませんが、
ジャンルを問わず幅広いゲームで活躍することができるマウスです。
また、何回かモデルチェンジはしているものの、僕も初めてのマウスはG300sでした。
ゲーミングマウスなので当然、ゲーミングソフトウェアにも対応しており、
マウスボタンそれぞれにマクロ設定をすることができます。

G300srの悪い点
耐久性に難あり
G300srの悪い点は、耐久性です。
実は僕は5年間でG300sを2回買い替えしています。
2年ちょっと使用したところで、マウスホイールが利かなくなり、
左クリックも反応が鈍くなってきていました。
ちなみにその他のボタンは特に異常はありませんでした。
耐久性が低い点に関しては、価格の低さから見れば目を瞑れます。
Razer Viper等の5000円以上のマウスになると、耐久性もかなり良くなっているので
長く使いたいという方はある程度グレードの高いマウスをおすすめします。
マウスの価格はどれくらい?
耐久性や性能、機能によって価格帯は様々です。
今回は、代表的な人気メーカーのRazerとlogicoolのマウスラインナップを比較します。

logicoolの価格帯について
logicoolは低価格から2万円弱の高価格帯までスキマのないラインナップです。
logicoolはRazerと比較するとワイヤレスマウスのラインナップに優れており、
自社システム「Power Play」を活用することでワイヤレスの性能を最大限に活かし、
利便性に優れた製品に非常に強みをもっています。
そのため、有線マウスは比較的ラインナップが薄いと感じます。
また、ワイヤレスマウスでも5000円以下の低価格マウスを販売しており、
ワイヤレスマウスの価格の敷居の高さを気にしなくていいという所も非常に良い点です。

Razerの価格帯について
Razerは5000円未満の低価格帯のマウスの扱いがなく、中価格帯以上の製品が多いです。
また、logicoolと比較すると有線マウスのラインナップが豊富で、実用性と性能を重視した
ガチ勢向けの製品に強みを持っています。
ちなみに、直近に発売されたViper 8kという、従来の応答速度が1msだったのに対し、8倍の応答速度0.125msという驚異の性能をもつマウスを発売しました。
また、Razerのゲーミングデバイスを一元管理できる「Razer Synapse」というソフトウェアが非常に使いやすく、初心者の方でもわかりやすいインターフェースになっています。

そもそもゲーミングマウスって効果あるの?

高いマウスを買って失敗したくないし、どうしよう。
高いだけで大して効果無いんじゃないの?
結論から言うと、あります。
基本的にゲーミングマウスは通常のマウスと比べると非常に価格が高いです。
しかし、ゲーミングマウスには通常のマウスにはない機能や性能を持ち合わせています。
機能が多く、性能が高くなればなるほど比例してマウスの価格も高くなっていきます。
ゲーミングマウスにはどのような機能があるのか、紹介していきます。
専用ソフトウェアでボタンにプログラムの組み込みができる
ゲーミングマウスの多くは、専用のソフトウェアを使用することでマウスのボタンにプログラムを組み込むことができます。
プログラムではある一定の操作を記録することで、マウスボタンをクリックするだけで記録した操作を呼び出すことができます。この機能のことを「マクロ」と呼びます。
また、専用ソフトウェアはマウスのメーカーによって異なります。
マウスのメーカーにはいろんなメーカーがありますが、
今回は有名なメーカーの「Razer」と「logicool」のソフトウェアを軽く紹介させて頂きます。
例)Razerマウスの場合
Razerのマウスの場合は「Razer Synapse」というソフトを使用します。
Razer Synapseはマウスだけでなく、キーボードやヘッドセット等のデバイスも含めて
Razerのデバイスを一元管理で設定をすることが可能なソフトウェアです。

Synapceのダッシュボードの画面では、接続されているデバイスが表示されます。
ワイヤレス製品の場合はダッシュボードでバッテリー残量も確認できるので、非常に便利なソフトウェアになっています。

マウスの画像をクリックすると、マウスの設定画面にジャンプします。
ここでは、左クリック以外のマウスボタンに対して、自分の好きな設定を割り振ることができます。

設定したいボタンのポイントをクリックすると、アプリケーション左側に設定ウィンドウが表示されます。
Synapseでは、マウスのボタンに対して、キーボードのキーを割り当てることができたり、特定の動作を記録して流用したりすることができます。

また、既に作成したマクロのプログラムを新たに作成するマクロで呼び出すこともできます。
画像の場合は、新しく作成したマクロの中で、既に作成した「Deadby-旋回右」というマクロを呼び出している例です。
このように、自分の好みに合わせたキーの設定が行うことができるため、操作が多いゲーム等には非常に便利な機能です。
例)logicoolマウスの場合
logicoolのマウスには、ゲームソフトウェアという専用ソフトウェアを使用します。

基本的な機能はRazerのSynapseに似ていますが、logicoolのソフトウェアはRazerに比べると若干使いづらい気がします。(あくまで個人的な意見です。)

マウスボタンをダブルクリックするとマクロの設定を開くことができます。

logicoolのゲーミングソフトウェアでもRazer Synapseと同じようにキーボードのキーや
特定の操作を記録したり作成することができます。
しかし、logicoolソフトウェアではマクロの中でプロファイルを呼び出すことができないため、ソフトウェアの性能面で言えばRazer Synapseの方が利点があります。
センサー性能が高く、素早い動きに反応できる
ゲーミングマウスは、マウスの移動距離に対するセンサーの反応が速く、
高速かつ緻密な操作が必要になるようなFPSゲームでは特に重要な機能です。
この速度のことをIPS(トラッキング速度)と言います。
IPSが高いマウスの場合、
マウスを早く動かした時でもマウスの動きに合わせて正確にカーソルが動くので、より正確でスピーディにゲームを楽しむことができます。
一方、IPSが低いマウスの場合、
マウスを早く動かしてもカーソルが反応しなかったり、あらぬ方向へカーソルが飛んで行ったりなど、FPSのようなゲームでは致命的な欠点になり得ます。

ゲームに合わせた豊富なマウスボタンを選べる
ゲーミングマウスには、基本的にサイドボタンが搭載されています。
サイドボタンには、一定の操作を記録し、読みだすことができる「マクロ」機能を持っています。
また、MMOのようなキー操作が忙しいゲームに適した多ボタンマウスも販売されており、
やりたいゲームの目的に合わせたマウス選びをすることができます。

FPS向き高耐久軽量マウス

FPSはマウスクリックの反応速度やIPS、耐久性が求められます。
複雑な操作をマクロ化して使用するような機会が少ないため、基本的にシンプルなデザインのマウスが多いです。
マウスの重量も60g台のマウスが多く、長く使っていても疲れにくいのが特長です。
最近ではRazerから応答速度が従来の8倍のViper 8kが発売されました。
操作性を重視した左右非対称マウス

アクションゲーム等のスピード感のあるゲームに最適なのが左右非対称マウスです。
FPS向きのマウスに比べてボタン数も多いのが特長です。
比較的大型で、ボタン数も増えたことから重量は90g~100g以上あるマウスが多いです。
多くの物は右手向きの形状をしていますが、特徴は押しやすい位置にマウスボタンが配置されている点です。手にフィットして扱いやすいデザイン(エルゴノミクス)マウスが多いです。
かぶせ持ちやつかみ持ちのスタイルの方には非常に扱いやすいマウスが多いです。
MMOを向け多ボタンマウス

キー操作の多い、FF14等のMMORPG向けのマウスです。
重量はゲーミングマウスの中では最も重いです。
多ボタンマウスの特徴は再度ボタンが約12個配置されているものが多く、多彩なキーアクションに対応しやすい作りになっています。
サイドボタンの押しやすさでは非対称マウスに大きく劣る点から、小回りやスピード感が求められるアクションゲームには不向きなマウスです。
接続方式
マウスには有線接続と無線接続があります。
数年前は圧倒的に有線マウスの割合が多く、無線マウスは接続が安定しなかったりなど
性能差に開きがありましたが、現在は無線接続でも有線接続同等の性能になりました。
有線と無線のメリット・デメリットを踏まえて自分に合ったマウスを選びましょう。

有線接続
メリット
有線マウスは無線マウスに比べて安価なのが特長です。
また、内蔵バッテリーを持たないため、
無線マウスよりも重量が軽いのが特長です。
マウスのラインナップも現段階では有線マウスの方が多いため、
幅の広い選択肢がある点も大きなメリットです。
デメリット
ケーブルが邪魔になってしまう点がデメリットです。
有線マウスで大きな動きが必要な場合は、別途マウスバンジーを用意することで
ケーブルのデメリットを解消することが可能です。
無線接続
メリット
無線マウスのメリットは何といってもケーブルがないという点が一番です。
また、一部のマウスでは2.4Ghzワイヤレス接続と、Bluetooth接続両方に対応しているマウスもあり、1つのマウスで複数のPCを操作できるというメリットもあります。
また、ワイヤレスキーボードに比べ、ゲーミングマウスはRGBが控えめなため、バッテリー持ちは非常に良いものが多いです。
ワイヤレスの中でも特に特徴的なのが、logicoolのPowerPlayという機能です。
PowerPlay専用のマウスパッドを使用することで、マウスを使用している状態でも常時充電されるという画期的な機能があるのもポイントです。
デメリット
最も大きなでデメリットは価格の高さです。
同じモデルの有線と無線で比較すると10,000円近く価格差があるものが多いです。
また、ワイヤレスのため当然充電しなければならず、充電が切れた場合はUSBケーブルで充電しながら有線マウスとして使用する必要があります。
不意のバッテリー切れが起きた際、咄嗟に対応できないという点がワイヤレスマウスの課題です。

値段も加味した上でどちらにするか決めよう!
ゲーミングマウスの代表的なメーカー
Razer
プロゲーマーからの支持が厚いメーカーです。
また、ゲーミングマウスの他にゲーミングキーボードやヘッドセット、マイク等
あらゆるゲーミングデバイスを手掛ける大手メーカーです。
特にマウスとキーボードに力を入れており、従来の常識を覆す8倍の応答速度を備えたViper 8Kなど、非常に高性能なデバイスを販売しています。
Razerの製品の特長はRGBライティングです。
1280万色のライティング設定をデバイス別に設定することができ、インテリアとしても非常におしゃれな空間を創造できるデバイスが揃っています。
「Razer Synapse」というRazer独自のデバイス管理ソフトウェアはマウス、キーボードだけでなくRazer製品のほとんどを一元管理できます。
また、インターフェースも非常に見やすく、設定もしやすいソフトウェアなので誰にでもおすすめできるメーカーです。
logicool
オフィス機器でも有名なlogicool。
ゲーミング機器のブランド名はlogicoolGです。
logicoolは低価格のエントリーモデルから高価格のハイエンドモデルまで幅広い製品ラインナップが特長のメーカーです。
PCゲーム入門者から上級者まで幅広い支持層がいるため、安心して使用できるメーカーです。
logicoolはワイヤレス製品のラインナップが多く、logicool独自のシステム「Power Play」という、高速なワイヤレス通信とワイヤレス充電システムにより、有線にも勝るパフォーマンスを発揮するシステムは、ワイヤレスのデメリットを解消する素晴らしいシステムです。

Steel Series
コアなファンが多いメーカーです。
SteelSeriesは、マウスよりもキーボードが有名かもしれません。
ゲーミングキーボードで最強と謳われる「APEX PRO TKL」を販売しているメーカーです。
現在はCorsairからK100 RGBというスペック史上最強機が販売されましたが、追従するメーカーはまだまだ少ないのが現状です、
また、製品の価格帯はどれも5000円を超えるため、若干敷居は高いですが、
性能、品質共に最高級といっていいレベルです。
MAD CATZ
非常にユニークな製品を扱っているメーカーです。
ユーザーが自分の好みに合わせてマウスをカスタマイズできる
「R.A.T PRO X3」はまさにトランスフォーマーを具現化したかのようなマウスです。
マウスも非常に高性能で、質感の良いマウスが特長です。
ただし、ワイヤレスマウスのラインナップは非常に少ないです。
ゲームもデバイスも楽しむことができる非常に魅力的なメーカーです。
Corsair
メモリやPCケース、電源等
どちらかというと自作PC関連機器の方が有名なメーカーです。
Corsairではゲーミングデバイスも取り扱っています。
正直なところ、ゲーミングマウスについてはあまりパッとする点がありませんが、
最近発売されたキーボード K100 RGBは、キーボード史上最上位の性能を持つハイエンドキーボードです。
品質については業界随一といってもいいかもしれません。
しかし、デバイスの管理ソフトウェア「iCue」の使いづらさが問題点となっています。
ソフトウェアの改善が図れれば、大手デバイスメーカーとも並ぶポテンシャルを秘めたメーカーだと思います。

デバイスもCorsairで揃えてみたい!
ROCCAT
ロケットではなく、ロキャットです。
ドイツのゲーミングデバイスメーカーで、RGBライティングが非常に派手で有名です。
有名な製品はキーボードのValcanです。
RGBはとんでもなく派手ですが、プレートは薄くフラットなつくりで個人的に好きなデザインです。
マウスはゴツく、ロボティカルなデザインで、見た目はlogicoolに近いかなといった印象です。
ラインナップは他メーカーと比べて多くないため、あまり目立つ機会がないメーカーです。
(ライティングはめちゃくちゃ目立ちます(*’▽’))